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Natural Horsemanship No. 23

Here, I am introducing "Sensitizing" to make horses responsive and respect us.

Clinton Anderson trains horse to sidepass from ground
 http://www.youtube.com/watch?v=M0TLXXkRXpY&feature=player_embedded



     
     2013051023_convert_20130508173417.jpg



ナチュラル・ホースマンシップ(23)
Sensitizing & Desensitizing <4>






馬を敏感にする方法(Sensitizing)は、鈍感にする方法の逆をすればよいわけです。

たとえば、馬がムチによく反応するようにしてみましょう。
Clinton Anderson trains horse to sidepass from ground
 http://www.youtube.com/watch?v=M0TLXXkRXpY&feature=player_embedded

(1) ムチで馬を打ちます。反応するまで強く打ちます。
    反応すれば(たとえば前進するなど)打つのをやめます。

(2) 次は、前回より1ランク弱い力で打ってみます。
    反応すれば打つのをやめます。

(3) そして、さらに1ランク弱い力で打ってみます。
    反応すれば打つのをやめます。

そのうちに、ムチで馬体を打たなくても、ムチを見せるだけで馬が動くようになります。

Desensitizingでは常に刺激を与え続けていましたが、
Sensitizingでは反応すれば刺激を止めます

そして、Desensitizingでは力を段階的に強めましたが、
Sensitizingでは力を段階的に弱めていきます。




では、これを馬の上で応用してみましょう。
Sensitizingによって、馬がライダーの脚によく集中し、反応が良くなります。

(1) まず、馬の上でリラックスします。刺激のないゼロの状態を作るためです。
    体をコンニャクのようにぐにゃぐにゃにして、馬と一緒に揺れてみましょう。
    ここで、馬の腹に拍車が当たったり、脚で馬を締め付けないようにします。(難しいですけど)

(2) 発進(たとえば駈歩発進)したいときだけ、脚に力をこめます。
    反応するところまで力を込めて、反応すれば力を抜きます(コンニャク状態に戻ります)。
    どれくらいの力で反応したか、覚えておきましょう。

(3) 次に、馬を一旦止めてもう一度発進してみます。前回より1ランク弱い力で脚を締めます。
    馬が反応すれば力を抜きます(コンニャク状態に戻ります)。

(4) 次に、馬を一旦止めてもう一度発進してみます。前回よりさらに1ランク弱い力で脚を締めます。
    馬が反応すれば力を抜きます(コンニャク状態に戻ります)。

ポイントは、扶助を与えたあとで必ず自分がリラックス状態に戻ることです。
馬の反応に対して、「それでOKだよ」と伝えるためです。
これが馬とのコミュニケーションであり、馬がライダーに耳を傾けるようになるそうです。




 出典

"Clinton Anderson's Downunder Horsemanship: Establishing Respect and Control
for English and Western Riders"
by Clinton Anderson





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