Dressage Trip (21) Side Saddle (continue)

Under Construction


     20140201-11aCR.jpg



ドレッサージュの旅(21) サイドサドル、続き。



幸運にもこの目で見ることができた、
チャンピオンによるサイドサドル

その印象を忘れないように書き留めておきたいと思います。



     




第一印象は、サイドサドルがとても軽やかな騎乗だったこと。

うら若い乙女が春の草原を駈けているような

これがサイドサドルの求めるエレガンスなのね~。
このイメージ、忘れないように心に焼きつけておきたいと思います。

手綱のコンタクトは軽く、シートは軽く、馬の収縮も軽めでした。
そして体の動きがしなやかで、表情がとても柔らかでした。

それまで登場してきた人馬が、ガッシリ・ドッシリ・ムッチリ騎乗だっただけに、
これまた正反対の乗り方だな~と感じました
こってりしたお料理のシメに、あっさりしたお茶漬けをだされた感じ?

こういう軽い乗り方って、
女性を実際よりも若く華奢に見せてくれるようです




     




そこで気づいたのですが、
むかしは男性の騎乗法と女性の騎乗法とは、全く異なっていたのでは。

と言いますのも、
ヨーロッパ人は日本人とちがって男女の体格差が大きいのです。
バレエやフィギュアスケートで男性が女性をリフトできるのも、そのおかげです。
体格が違えば当然、馬の乗り方も違ってきます。

古典馬場馬術の乗り方は、もちろん、当時の「紳士の乗り方」でした。
ご婦人が騎乗する場合は、それが横鞍であっても普通鞍であっても、
馬に別の調教をほどこしていたと当時の馬術書に書いてありました。

おそらく、腕力も脚力も体重もない女性がたやすく乗りこなせるように、
軽い馬に仕上げていたのだろうと思うのです。

あのマリー・アントワネット(身長154cm)も、
ドッシリしたスペイン系馬よりも、軽種のアラブ系馬を好んだそうです。




     



私は腰痛のためサイドサドルのレッスンにはまだ復帰していないのですが、
普通鞍であってもサイドサドル的な繊細な乗り方を心がけたいです

    爽やかに、軽やかに、馬上年齢17歳

いくつになっても美しく素敵でいたい女心です(笑)

そして夢が叶うなら、
いつかヨーロッパのサイドサドルレディーたちと一緒にショーに出たいですね。
そのためにも、日頃から、付け焼刃ではない内面からにじみでるエレガンスを身につけねば。

サイドサドルレディーのみなさん、私に夢と憧れをありがとう。



あ、一応このブログ、「サイドサドル乗馬日記」です
スポンサーサイト

Dressage Trip (20) Side Saddle

Under Construction


     20140201-11bCR.jpg



 20140201-2show1HH.jpg



ドレッサージュの旅(20) サイドサドル



オリンピアホースショーでは、嬉しいサプライズがありました

なんと、フィナーレにサイドサドルレディーたちが登場したのです
 http://www.youtube.com/watch?v=CPhf8fJshXI

2013年度サイドサドルチャンピオンの方々です。
「サイドサドル・オブ・ザ・イヤー」のSamantha Boxallさんの騎乗が見れました

もう感激



ヨコノラーとして、
サイドサドルのトップライダーの騎乗を一度見て見たいと思っていました。

サイドサドルが理想とする「人馬のエレガンス」を
書籍やルールブックでは勉強したのです。
けれど、実際に見てみなければ本当に理解することはできません。

でも全英サイドサドル選手権(National Side Saddle Show)の開催地は不便な場所なので、
二の足を踏んでいました。

それがこのオリンピアでチャンピオンの騎乗を見れるなんて!
しかもサイドサドルの出場は今年だけの企画のよう。
本当にラッキーでした



フィナーレは、「ディケンズのクリスマス」というショーでした。
文豪チャールズ・ディケンズの名作「クリスマスキャロル」を主題にしたプチ・ミュージカルです。
ミュージカルの街、ロンドンらしいですね。

舞台はビクトリア朝時代のロンドン。
馬車に乗ってサンタクロースが現れ、
横鞍のレディーたちも登場しました。

サイドサドルレディーたちは、
とっても軽やかに爽やかに馬を走らせていました。

うら若い乙女たちが美しい馬にまたがって草原を駆けているような
爽やかな春の風を感じるような、そんな騎乗でした。

(次回につづく)

Six months since lameness

Under construction


     




         20140418s.jpg
         Happy Time
         でも私がそばについてないと不安みたい




  君がため~  春の野に出でて若菜つむ~

                我が衣手に冬毛ぬけつつ~    葵納言





痛めた足に放牧がよいと聞き、馬場に放してみましたが、
歩きません

ずっと食べてます。

そして 「人生サイコ~」な顔して私に振り返ります。



でも青草を食べるようになってから、足の調子がメキメキと良くなりました。
高価なサプリメントよりよっぽど効果ある。

いまでは少しずつ駈歩もさせています。

性格もずいぶん明るくなりました。



跛行が出てから半年。

一時は、もう治らないのかと落ち込んだときもありました。

こうやってまたアオちゃんに跨れることに感謝です




     20140418cs.jpg
     お仕事中はツマミ食いだめよ

Dressage Trip (19) Driving

Under Construction


     20140201-10aHH_convert.jpg



ドレッサージュの旅(19) 馬車競技


オリンピアホースショーでは、
日本では見られない馬車競技も観戦してきました。

4頭立ての馬車が、狭い迷路のようなものを通過して、
そのあと直線を全力疾走するという競技でした。
私の想像をはるかに超えていて、ビックリ。
 http://www.youtube.com/watch?v=fGnIY5zCGFM
 http://www.youtube.com/watch?v=EyBfrwW_hYw


馬車(ドライビング)では、
御者は4頭の馬とどうやってコミュニケーションをとっているのでしょうか。

どうやら、馬車は犬橇と同じ仕組みのようです。
4頭の馬たちのなかにリーダーが一頭いて、
御者はおもにこのリーダーに指示(方向や速度の指示)を与えていました。

そしてリーダー馬が他の馬たちを引き連れているように見えました。
リーダーの横にはサブリーダー、そして後方に力仕事担当の馬たちが配置されていました。
犬橇と同じく、チームワークが試される競技でした。

リーダーは、チーム全体の責任を背負って真剣な表情でした。
きっと頭の良い馬なんだろうと思います。
「南極物語」のリキが重なってしまいました。リキ~、生きて帰ってきて~!
(あ、私の南極物語はキムタクでなく高倉健のほうね。)




     20140416b
     映画「ベン・ハー」
     この白馬たちが星の名前で素敵なんですよね~。
     リゲル、アルデバラン、アルタイル、アンタレスです。



     20140416z.jpg
     イギリスに残るローマ街道




それにしても、
こんな怖い馬車にはぜったい乗りたくないと思うほどの、凄まじい迫力でした。
私のお友達が、馬が可哀相で馬車競技は見ていられないと言ったほどでした。

馬車というより、
映画「ベン・ハー」の戦車(チャリオット)競走を彷彿させました。
 https://www.youtube.com/watch?v=YtfRbE51EdA

古代エジプト時代にはすでに、
馬術競技観戦が市民の娯楽だったそうです。

「すべての道はローマに通ず」と言われた古代ローマ街道も、
あれは馬車の車輪が土に埋もれないように作られた石畳の道。

イギリスにも古代ローマ街道が残っていました。
マルコパパに「これがローマ街道だよ~」と教えてもらった道は、
ひたすら真っ直ぐ北上し、地平線の向こうに消えていました。

ヨーロッパの馬の歴史は、本当に奥深いです。

Dressage Trip (18) Jumping

Under Construction



     20140409as.jpg
     John Whitaker & Argento 3 in Christmas Tree Stakes, Olympia



ドレッサージュの旅(18) 障害競技


オリンピア・ホースショーでは、障害競技も見てきました。

早めに帰国したのでFEIグランプリは見れませんでしたが、
「クリスマスツリー・ステークス」を観戦しました。

日本で障害といえば、
馬が勢いよく走ってダイナミックに飛ぶイメージ。

ところがオリンピアの障害競技では、
馬がゆっくりゆっくり丁寧に走るのです
ゆっくりゆっくり走って、フワリと大障害を飛ぶ

帰国後この話をオビ=ワンにしましたら
「さすが外馬やな。サラは勢いつけたらな飛ばれへん。」とのことでした。

ジャンプオフでは、いかに小回りして時間を短縮するかが勝敗の分かれ道。
ありえないような小回りが成功すると拍手喝采でした。
ハラハラドキドキ、すごくエキサイトしました




     20140409b.jpg
     John Whitaker & Milton
     奇跡のコンビ、ジョン・ホイテカーと名馬ミルトン号。
     ジャンピング史上、最も人々に愛されたコンビ。
     そしてミルトンは、史上最も美しい障害馬だと思う
     引退後はジョンの厩舎で幸せな余生をおくりました。
      http://www.youtube.com/watch?v=PZsdvYK7LlU
      http://www.youtube.com/watch?v=NjwC-VfB2vA


そしてビッグ・サプライズもありました
会場が急にざわめいたと思ったら、なんとジョン・ホイテカーも登場したんです
まさかまさかの生ジョン・ホイテカー~

私たちが見たステークスではショートカットで失敗してしまいましたが、
FEIグランプリでは2位だったそうです。
ジョン・ホイテカー、58歳。まさにオヤジの星です



日本では、「障害選手の乗り方は荒く、馬場選手の乗り方は丁寧」というイメージがあったのですが、
ヨーロッパでは逆だったのでビックリ。
馬場選手の方がよっぽどパワー・ライドで、
障害選手の方がずっと柔らかく繊細に乗っているように見えました。

障害でも、騎乗姿の美しい人ほど上手でした。
そして人馬の息のあった走行は、とてもエレガントでした
 http://www.youtube.com/watch?v=ogwdIp3CX3c



Dressage Trip (17) What is Dressage?

Under Construction


     20140407.jpg
     Vienna Spanish Riding School, by Bernardo Bellotto, 1773



ドレッサージュの旅(17) ドレッサージュとは?


ヨーロッパで見てきた馬場馬術のお話は、これでおしまいです。

日本ではもう桜がさき、
エドワード・ガルやカール・ヘスターの記憶は遠い思い出となりつつあります。
でもこのブログを読み返すと、あのときの新鮮な感動が甦ってきます



さて、今回の旅では馬場馬術の歴史をたどることができました。

「馬場馬術(ドレッサージュ)」と一言で言えど、
その民族、その歴史、その馬、その人、その目的によって、
ドレッサージュは多種多様なのだと知りました。

どのドレッサージュが正統だとかは、一概に言えないえしょう。
どの国も、自国のドレッサージュ史に誇りを持っていました。

スペインは、ドレッサージュは実用的な原点に返るべきだと言うでしょう。
オーストリアは、高等馬術を披露できるウィーン・スペイン乗馬学校こそ最高峰だと言うでしょう。
ドイツやベルギーは、オリンピックで勝負できる品種こそ馬場馬だと言うでしょう。

そしてドレッサージュは、今も変化し続けて歴史を作っています。

でも最終的には、行き着くところはみな同じ。
ドレッサージュの父ラ・ゲリニエールの言うように、

    "an overall goal: a light, obedient, calm horse that was a pleasure to ride"
   (by Francois Robichon de la Guerinier)
   ドレッサージュの最終目的は、軽い扶助で動き、従順で、穏やかな馬、
   すなわち騎乗して楽しい馬に調教すること。


なのではないかなと感じました。



馬場馬術以外にもいろんな馬術ショーを見てきましたので、
旅行記はまだまだ続きます




Dressage Trip (16) Spanish Horses and Islam Influence

In browsing information about the history of Spanish horses, I found that European dressage culture was probably developed from equestrian culture of Islam people who had once occupied the Iberian Peninsula.

The Islam world had unique horse culture different from that in medieval Christian Europe. In Islam, horses are believed and worshipped as gifts from Allah. It is believed that Prophet Mohammed rode on "Al Buraq" which is a mythological steed brought by angel Gabriel.

The Prophet Mohammed himself was enthusiastic about breeding of horses. Traditonally, Islamic people do breeding to produce quality horses, and record their bloodlines in a stud book. Arabian royalties are proud of their breeding horses which are royal blood of Prophet Mohammed's horse.

These Islamic features are also seen in the Vienna Spanish Riding Shool. Beautiful horses were status symbol of Emperor, and these horses were bred only in a royal stable and recorded in a royal stud book. It was just like Arabian royals do.

I cannot find any information studying the Islam influence to European dressage culture. Any political reason? But, you know, generally, culture is developed when encoutering other culture. Probabily, I guess, the technique of dressage riding also came from Islam culture. I am very interested in the equestrian history.



          20140330aa.jpg
          Alhambra, an Islamic palace located in Andalusia, Spain
          アルハンブラ宮殿。スペインのアンダルシア州にあるイスラム王朝の宮殿。


     20140330bb.jpg
     Al Buraq, a mythological steed which transported the Isramic prophets (Persia)
     イスラム教の天馬ブラク。天使ガブリエルが教祖モハメッドに贈ったといいます。

     


ドレッサージュの旅(16) スペイン馬とイスラムの影響 「地上の楽園は馬の背にあり(コーランより)」



王立アンダルシアン馬術学校を鑑賞して、私は面白いことに気づいてしまいました。
馬場馬術の歴史をもっとさかのぼると、そのルーツはアラビアにあるのではないかと?

アンダルシアンは、イスラム軍が持ち込んだ馬(バルブ種)の血を引いています。

新しい品種の馬が伝来するとき、馬だけ持ち込まれることはありません。
その飼育法と騎乗法と馬具が、セットになって持ち込まれてきます。

ルネサンス期に急に花ひらいた馬場馬術には、
イスラム文化の影響が確かにみられるんです。



     20140330cc.jpg
     "A Horse with Elaborate Saddle and Harness Being Led by a Groom" (British Museum)
     This horse is decolated like the Islamic mythological steed, Al Buraq.
     イスラムの馬。馬具等は天馬ブラクを真似ている?



        20140402z.jpg
        The harness of the Spanish Riding School.
        It is similar to the decoration of the above Islamic horse.
        スペイン乗馬学校の馬具。イスラムの馬具とよく似ています。



(1) 馬を大切にする文化

イスラムでは、馬はアラーの贈り物と信じられ神聖な存在として崇められました。
コーランによれば、教祖モハメッドの馬は天馬ブラクでした。

運動能力もさることながら、主人への忠誠心のある馬が尊ばれたそうです。
これは、砂漠の民にとって馬は命綱だったからかもしれません。
http://www.southwestarabians.com/newcomers-guide/bedouin.html

一方、ヨーロッパのキリスト教圏では、馬をはじめ動物は人間より下等な生き物とされました。
馬が高貴な生き物だという考え方(つまり、美しい馬を持つことがステータスという考え方)
がヨーロッパに起こったのは、イスラムの影響ではないかと思います。


(2) 馬の血統を重んじる文化

アラビア人は、ブリーティングにより良馬を生産しその血統を誇りとしています。
イスラム教祖モハメッド自らが、軍馬のブリーティングに熱心だったそうです。

アラビアの王室では、生まれた子馬の父馬名・母馬名はStud Bookに記録され、
その血統をさかのぼればモハメッドの馬にまでいきつくそうです。

これと同じ方法を、
スペイン王室(純血スペイン種)やオーストリア王室(リピッツァ)も取り入れています。
また、競馬界のサラブレッドにも取り入れられています。


(3) それならば?

馬場馬術の調教法や騎乗法も、アラビアから来ているのではないか?
少なくとも初期の古典馬術は、イスラム軍の馬術をそっくりそのまま模倣したのではないかと....。



もちろん、
ヨーロッパ乗馬史にはイスラム文化の影響について一言も述べていません。
ドレッサージュはヨーロッパの文化だと言い張っていますが...

でも文化というものは交じり合って洗練されていくもの。
もっとグローバルに馬術史を研究すればきっと面白いのに。

馬術の長い長い歴史に思いを馳せ、
アラビアの馬文化にも興味を持ってしまった私です。





ここからは、どうでもいい感想

続きを読む

sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitleプロフィールsidetitle

Princess Leia  レイア姫

Author:Princess Leia レイア姫
.
This blog is for horse lovers.
For the other topics, please visit
“Suzuran cottage”
http://suzurannoie.blog.fc2.com/

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR