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Natural Horsemanship No. 8

Let me introduce some interesting stories concerning dressage. Do you know Colonel Alois Podhajsky (1898-1973) who was a director of the Spanish Riding School and also an Olympic medalist for dressage. In some competiition, Colonel Podhajsky missed the first prize because his horse's head was so steady that judges misunderstood that Colonel's hands were too ridid. But later, one of the judges visited Colonel and rode on his horse to find that the horse's mouth was very soft and showed complete trust to human hands.

This story teaches me that, in the dressage competitions before the World War II, the dressage judges placed such importance on soft hands (not like the present time).

And another story about Maestro Nuno Oliveira (1925-1989). Nuno Oliveira was a pupil of a pupil of a teacher of the Versaiile Riding Academy that was the center of classical dressage. Some Olympic dressage riders received Maestro's lessons. Maestro found that the Olympc riders' hands were too rigid, giving no freedom to horses and thereby preventing the horses from natural movements. Maestro taught them that they could collect their horses not by hands, but by their balance if there was mutual understanding between rider and horse. However, the Olympic riders couldn't understand the teaching, and concluded that classical dressage was different from modern sport dressage.

In recent years, the modern sport dressage has often been criticized by animal protection groups as using abusive riding methods. FEI was forced to change its rules and regulations to emphasize horse welfare.

I think there is no difference between classical dressage and modern dressage. Maestro Oliveira also said that there is no difference among any styles of horse riding, and that our goals are the same.



ナチュラル・ホースマンシップ(8)

古典馬場馬術と現代馬場馬術



前回コラムを修正して、ポダイスキー大佐のご紹介文を加筆しました。


  サラブレッドでもオリンピックで入賞できたということは、
  当時は派手な動きよりも、人馬の相互理解度や馬の従順性が重視されていたのではないでしょうか?
  少しでもコンタクトがきついと、それだけで減点になったそうです。


ナチュラル・ホースマンシップから少々脱線しますが、
興味深い話ですので、もう少しご説明いたします。



      podhajsky
      ポダイスキー大佐
       http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-entry-7.html



ある日、審判員がポダイスキー大佐のところへ遊びにきて、
大佐の競技馬に跨ってみたそうです。
そして、見た目よりもずっと馬の口が柔らかいことに驚きました。

「馬の頭の位置があんまり一定にキープされているものだから、
強い拳で馬を押さえつけているものとばかり思っていたよ~。
ごめんね~。それでガッツリ減点して優勝させなかったんだよね~。
こんなに従順な馬だとは知らなくてね~。いや~すばらしい調教だね~。」

ポダイスキー大佐にしてみれば、踏んだり蹴ったりの話!?

実は、その馬が優勝を逃したとき、
「あまりにも不当だ!馬はこんなに頑張ったのに、可哀想すぎるじゃないか!」と男泣きしたのは、
大佐ではなくて、その馬を日々お世話しているグルームさんでした。

大佐のほうは、
「私は優勝を逃しはしたが、
こんなに素晴らしい馬と、こんなに素晴らしいグルームを持てたことを幸せに思う。」と語っています。

ちょっとハートフルなお話でした。



      oliveira
      最後の巨匠、ヌノ・オリヴェイラ
       http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-date-201011.html



ちなみに...。

かつての馬場馬術の高い水準は、現代では維持できなくなってきたようです。

まず、フランス革命によりヴェルサイユ王立馬術学校が閉鎖しました。
ただ、その教官たちの一部が、ヨーロッパ各地に散らばることにはなりました。

ある教官は、ポルトガル王立馬術学校に雇われました。
その弟子の、そのまた弟子が、
「最後の巨匠」と呼ばれるヌノ・オリヴェイラ氏です。
20年ほど前に亡くなられました。

オリンピック選手たちが、こっそり巨匠のレッスンを受けにきたこともあったようです。


巨匠から見ると、
オリンピック選手たちはとにかく拳が固く、コンタクトが強く、
馬に全く自由を与えず馬の自然な動きを阻害するという欠点がありました。

巨匠は、人馬が互いに理解しあっているならば、
馬に自由を与えても馬は収縮するのだと指導しました。

おそらく、手綱ではなく、ライダーのバランスバックだけで馬を収縮させる、ということでしょうか??
(N村先生がそのような乗り方をなさるので)

ところが、オリンピック選手たちはこれを習得でませんでした。
とうとう、「古典ドレッサージュと競技ドレッサージュは別物なのだ」、
「自分の馬に巨匠のやり方は通用しない」、と結論づけてしまいました。
なかには、巨匠を批判する人も出てきました。
(自分を棚に上げインストラクターを批判する人って、いつの世にもいるようです。)


また、巨匠はFEI馬場馬術審判員にも異論を唱えました。
「審判員は馬の足ばかり見ているが、
大切なのは、人馬の全体的なイメージ、すなわち人馬の調和だ。」

馬場馬術の素晴らしい伝統を後世に残したいと願ってきた巨匠ですが、
現実にすっかり心折れてしまいました。
晩年は、自分の世界に閉じこもりがちだったそうです。

当時のことをよく知る方が、こう回想されていました。

巨匠は子供のころからヴェルサイユ式の馬術教育を受けていたために
(スペイン乗馬学校のような、6年間の手綱なし鐙なしの調馬策バランス練習のことでしょうか?)
同じような馬術教育を受けたライダーでなければ、
オリンピック選手とはいえ、巨匠と同じような乗り方はできなかったであろう、とのことです。

私が思いますに、
オリンピック選手は結果を急ぐあまり、
巨匠の基本レッスンを受け続ける根気がなかったせいもあるのではないでしょうか。


最近になって、FEI馬場馬術課目に、ユバシュトライヘンなどの運動項目が追加されました。
それを受けて、日本でも今年4月からユバシュトライヘンが導入されます。
固い拳で馬の口を縛った見せかけだけのハミ受けを、これで見破るそうです。

本来の馬場馬術へ立ち返ろうとする動きでしょうか。
素晴らしいことだなと思います。



     


ナチュラル・ホースマンシップとは直接関係はない話でしたが、
興味深い話でしたのでご紹介しました。

出典:
"Classical Dressage" by Sylvia Roch
"My Horses, My Teachers" by Alois Podhajsky
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Natural Horsemanship No. 7

Dressage is also the art of horsemanship, originally. I have read “Classical Dressage” by Sylvia Loch. It's a very interesting book to learn the history of equestrian art in Europe.

"Horsemanship” has already described in a book “Art of Horsemanship” by Xenophon in ancient Greece.

In the Middle Ages, however, with popularization of horse-riding, people tried to quickly and easily learn horse-riding, rather than mastering the time-consuming equestrian art. They invented and developed various tools, such as saddles, bits, and spurs, to ride on horses. They also used various tortured tools to train their horses.

In the Renaissance, the ancient Greek cultures were rediscovered in the various fields. Riders studied the equestrian art using horsemanship in the ancient Greece, and developed their own riding skills as “Dressage”. Dressage was supported by royalty and aristocracy.

In modern times, the aristocratic society was declined and Dressage was preserved as sports. In order to preserve the horsemanship of Dressage intact, FEI set rules for dressage. It says “The object of Dressage is the development of the Horse into a happy Athlete through harmonious education. As a result, it makes the Horse calm, supple, loose and flexible, but also confident, attentive and keen, thus achieving perfect understanding with the Athlete.”

In recent years, however, we cannot say that the modern Dressage sports are successful to preserve the horsemanship. We, modern people, prefer a quick and easy way for gettting a result. Instead of spending a lot of time with our horses to slowly build true friendship with them, we use tools to quickly train them. As you know, when Totilas, the amazing dressage horse, was sold, most of people didn't understand that the wonder of Totilas was the result of the bond between Totilas and his trainer, Mr. Edward Gal, and that we couldn't buy such a bond by money.

In contrast, Natural Horsemanship has been rapidly popularized in Europe these days. It seems that riders try to take the balance between human’s happiness and horse’s happiness. Humans have always loved horses in the history. Our love for horses will change the history of dressage, and of course, the history of equestrian art in the future.



ナチュラル・ホースマンシップ(7)
ナチュラル・ホースマンシップと、馬場馬術と、馬術史




意外ですが、馬場馬術(ドレッサージュ)もナチュラル・ホースマンシップだったりします。

ここで、ヨーロッパ馬術史を紐といてみたいと思います。




 古代ギリシャ時代

古代ギリシャ時代には、ホースマンシップに基づく調教法がすでにありました。クセノポンの著書「The Art of Horsemanship(ホースマンシップについて)」は、現存する最古の馬術書です。アレクサンダー大王も、このような馬術教育を受けていたのでしょう。

この時代には馬は大変貴重な動物でしたから、馬術を習得できたのは一部のエリート階級だけでした。



     20130128x1
     アレクサンダー大王とブケファラス号。アレクサンダー大王の棺のレリーフより。



 中世ヨーロッパ

そのホースマンシップが、中世ヨーロッパでは忘れられてしまいます。中世は暗黒時代と呼ばれ、小さな国どうしが小競り合いを続ける戦乱の世でした。有事とあらば、農耕馬や農民が戦場へかりだされました。

この時代には馬の繁殖もすすみ乗馬が大衆化したのです。ところが、ホースマンシップの習得は時間がかかりすぎます。そこで、ハミや、鞍、鐙、拍車、鞭などの馬具が開発改良されました。物に頼れば、どんな人でも簡単に馬に乗れるからです。いわば、高度な馬術よりも、手軽で便利な「インスタント乗馬(即席乗馬)」が求められました。

インスタント乗馬(即席乗馬)とは、インスタント調教(即席調教)でもあります。物に頼った虐待的な調教が行われていました。この頃は、人間の幸せのために馬が犠牲となって仕方ないと考えられていたのです。



     20130128x3c
     15世紀のトーナメント・ブックより。中世の騎士たちは、直進はできても小回りは苦手でした。
     馬上試合では、向かいあって直線に進み ...


     20130128x4c
     ぶつかりあって落馬した方が負けです。
     なんとなくユーモラスですね。こんな柄のお皿があればほしいです。



 ルネッサンス期と、馬場馬術の誕生

ところが、そんな馬たちの姿に心痛めたライダーたちの間でホースマンシップ・ブームが起こったのです。自分のハッピーと愛馬のハッピーを両立できないものかと。それがドレッサージュ(馬場馬術)です。

ときはルネサンス期。さまざな分野で古代ギリシャ文明が見直された時代です。馬術では、アレキサンダー大王とブケファラス号の逸話がライダーたちの憧れとなりました。クセノポンの馬術書も翻訳されました。ルバードという高等馬術は、一説によりますと、アレキサンダー大王の騎乗姿の彫刻などを模したものだと言われています。

こうしてヨーロッパ馬術は飛躍的に進歩しました。馬場馬術のメッカとなったのはヴェルサイユ王立馬術学校です。馬場馬術は、お金にも時間にも余裕のある特権階級の娯楽となっていきました。馬は品種改良され、それこそ高級車のように大切に扱われました。

当時どのように馬場馬術を習得していたかは、ウィーン王宮のスペイン乗馬学校に伝統として残っています。過去ブログをご覧ください。
 http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-entry-249.html



     20130128x2
     フランス王ルイ14世。馬は、高等馬術ルバードをしています。
     ルイ14世は、ヴェルサイユ宮殿に豪奢な乗馬学校を設立しました。



 近代と、馬場馬術競技の誕生

近代になり貴族社会が崩壊すると、馬場馬術とホースマンシップも存続の危機にさらされました。そこで、馬場馬術をスポーツの形で普及することが考えられました。

1921年に国際馬術連盟(FEI)が設立され、馬場馬術規定が作成されました。馬場馬術とホースマンシップの伝統が無傷のまま伝承されることを祈って、その序文には次のようなメッセージが書かれています。


第1章 馬場馬術
第401条 馬場馬術の目的と一般原則
 馬場馬術の目的は、調和のとれた調教によって馬を幸あるアスリートに育て上げることにある。その結果として、馬は穏やかで柔軟性を示し、のびのびとフレキシブルな動きを見せるばかりでなく、自信をもち、注意深く敏捷となって選手との相互理解が完璧な域にまで達するのである。


どうですか?馬場馬術とは、「こんな難しい芸当もできちゃうのよ。」と、みなみなさまにご披露することが目的ではないようです。あなたの馬が幸せかどうか、あなたと馬の間に深い友情があるかどうか、そこが馬場馬術の着眼点のようです。



   20130128x5   20130128x6
   戦前の馬場馬術選手は、ほとんどが軍人でした。
   ポダイスキー大佐はスペイン乗馬学校でも学んだ軍人です。
   二束三文で手に入れたサラブレッドのネロ号を調教し、オリンピック銅メダルを獲得しました。
   大佐はのちにスペイン乗馬学校監督となりました。

   サラブレッドでもオリンピックで入賞できたということは、 
   当時は派手な動きよりも、人馬の相互理解度や馬の従順性が重視されていたのではないでしょうか?
   少しでもコンタクトがきついと、それだけで減点になったそうです。



 そして今

鉄道と飛行機の時代になってもなお、馬は人に愛され、乗馬は人気のある娯楽になりました。馬場馬術人口も増えました。

その一方で、乗馬がふたたび「インスタント乗馬」になりつつあるようです。スペイン乗馬学校の騎手のように一頭の馬とゆっくり時間をかけてつきあい最後まで面倒を見ようという人は、今では少ないでしょう。余暇の楽しみとして、手軽に乗馬を習得したいというのがホンネのところでしょう。

私たち「インスタント・ライダー」は、馬について勉強したり、時間をかけて一頭の馬と信頼関係を築くことは面倒臭くなりました。若くて元気な8歳馬でも、6年もたてば自然に落ち着いてきますし、人馬の「あうんの呼吸」もできてくるものです。でもその6年が現代人には待てないことでしょう。そこで、道具に頼ればなんとかなるだろうと、ハミをかえたり拍車をかえたり補助具に頼ったりするわけです。餌を減らしたりバテさせたりすることもあるでしょう。人間のハッピーのために、馬に少々犠牲を強いているわけです。

私たち一般ライダーだけではありません。世界トップクラスの選手であっても、勝つために馬に犠牲を強いることがあるようです。ゆっくりと時間をかけるより、道具に頼って短期間で調教するなどです。数年前には、馬場馬術の女王アンキーが動物愛護団体から訴えられた事件もありました。

そんななか、ヨーロッパでナチュラル・ホースマンシップ・ブームが起こりました。その理由というのが、愛馬がストレスから問題行動を起こすようになり、今までの馬への接し方を見直さざるえなくなったからです。



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   史上最高得点をたたきだしたトティラス号とエドワード・ガル選手。
   トティラス号の売却は、多くの馬場馬術ファンにショックを与えました。
   トティラス号の素晴らしさは、トティラスとガル選手の深い絆にこそあったことを、
   理解する人は少なかったのでしょうか。



 これから

馬場馬術の本来の理想は、「人間のハッピーと馬のハッピーを両立できること」

元気はつらつとした馬を伸び伸びと運動させられること。その結果、馬が乗用馬として健康で長生きできること。それが馬場馬術の目指すところではないでしょうか。

なかなか上達しないと焦る必要はないようです。乗馬とはもともと、ものすごく時間がかかってものすごく根気のいるものだからです。それに、私たちが上達を焦れば焦るほど、馬に犠牲を強いることになりますしね。

「乗馬の習得は、ワインの熟成のように時間をかけてこそ。」と、たしかバルタバスも言っていました。

気長にゆっくりと馬と向き合う姿勢、つまりホースマンシップに、私たちはもう一度立ち返ろうとしています。

歴史を作るのは私たち。私たちの馬への想いが、これからの馬場馬術に反映されていくのではないかと思います。



 出典と参考

と、いうようなことが、以下の本に書いてありました
受け売りではありましたが、私もシルビア・ロッホさんのご意見に共感しています。

"Classical Dressage", by Sylvia Loch

Natural Horsemanship (6)

I learned the word "Natural Horsemanship" at the first time from a British horse magazine. But I learned real horsemanship from real riders around me. They are the jockey Mr. Okabe, my teachers, coaches, and friends having lots of riding experiences in Japan. I learned horsemanship also in England last year, from British riders.

And, more than anyone, horses teach me "horsemanship". They are my teachers in this field. When I cannot understand the reasons of horses' reactions, knowledge such as natural behaviors, habits, psychology, and anatomy of horses can help me a lot. But, they are eventually horses who can teach me what horses are like. My study is between my horse and me.



     20130122a
     愛読していた雑誌 Your Horse。今では廃版でしょうか?
     ホームページには質問コーナーがあります。
     みんないろいろ悩んでいるのだなと、共感が湧きます。
     http://www.yourhorse.co.uk/



ナチュラル・ホースマンシップ(6)
自分と馬の間に




(前回からの続き)

私にナチュラル・ホースマンシップを教えてくれたのは、なにより馬たちでした。

とくにアオちゃんは、繊細で内気で、何を考えているのかよくわからない子でした。

アオちゃんがどうして跳ねるのかわからない。
叱るべきなのか、私が悪いのか、よっぽど相性が悪いのか。対処に悩みました。
まっすぐ走ることさえできず、ただロデオの日々。

もちろん私が下手なせいもありますが、騎乗技術だけの問題でない気がした。
途方にくれて、アオちゃんの上でボロボロ泣いた日もありました。

藁にもすがるおもいで見つけたのが、イギリス乗馬雑誌Your Horseのあるコラムでした。
読者の悩みにホース・ウィスパラーが回答する連載コラムです。
問題行動を起こす馬の気持ちを、ホース・ウィスパラーが説明していました。



     20130122b
     読んでみたい雑誌、Horse & Rider 
     http://www.equisearch.com/magazines/horse-and-rider/
     ブログ The Thinking Rider by Jennifer Forsberg Meyerは、
     ナチュラル・ホースマンシップ的なコラムになっています。
     http://blogs.equisearch.com/the-thinking-rider/#.T-nwSnDfg1w



結局わかったのは、私は自分のしたいこと(練習)をアオちゃんに押しつけるばかりで、
アオちゃんの気持ちを無視していたのです。

しかも、暴走を恐れて輪乗りばかりしたり、ロデオを恐れてハミを強く持ちすぎていた。
「まずは馬を気分よく走らせる」という基本がまるでできていなかった。
「馬は岡部のように乗れ」という父の教えはどこへやらです。

また、アオちゃんには人を乗せること自体がストレスでした。
たまには調馬策で自由に走らせたり、馬房で一緒に遊んでやったりして、
ストレス発散させてあげるべきだったんです。

アオちゃんがいなかったら、私は本気で馬に耳を傾けようとはしなかったでしょう。
本当のホースマンシップを学ぶ場は、自分と馬の間にあるんだと思います。

Natural Horsemanship No. 5

My father is a great fan of Mr. Yukio Okabe, a former Japanese jockey. Mr. Okabe was known as geneous. I sometimes saw him racing in a racecourse near my home. He rarely whipped his horses but his horses could win easily. My father always told me to ride horses like Mr. Okabe.

Mr. Okabe is famous for his motto "the highest priority to horse welfare". He doesn't use the word "natural horsemanship", but his way is just the horsemanship.

Mr. Okabe wrote in his book,
"Rider has to minimum influence to his horse, and has to listen to the horse."
"A jockey pushes a horse forwards by rhythm and balance, not by force."
"I respect horse's emotion. When he wants to go, I let him go. When he doesn't go, I don't force him. If I offend him, even a great horse will be ended as a common horse."
"I try to make horses enjoy their racing. Racing horses cannot achieve great success if they are forced to run. It is just same as human children. "



     20130121a



ナチュラルホースマンシップ(5)
岡部騎手




日本にもホース・ウィスパラーがおられます。
それは、競馬の岡部幸雄(元)騎手!

岡部騎手は、「馬優先主義」という表現をされています。
馬の気持ちを尊重するという点で、一種のナチュラル・ホースマンシップだと思います。

過去ブログをぜひご参照ください。
http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-entry-3.html



     20130121b
     シンボリルドルフと岡部騎手



乗馬を始める前から、私が尊敬する人は岡部(元)騎手でした

父が競馬キチだったもので、
自宅近くに競馬場、子守唄はファンファーレ。

その父が私を味方につけようと、私に競馬教育をほどこしてくれました。
教科書は漫画「風のシルフィード」です(笑)
そして、「馬は岡部のように乗らなきゃだめだ」と教えられました。
幸運にも、岡部を見て育ったんです。

岡部騎手は、馬の走りたいという本能を大切にしておられました。
そして、できるだけ馬の気分を害さず、
馬の邪魔にならない乗り方を心がけておられました。
日本が誇るジョッキー、いや、日本が誇るライダーです

著者「馬、優先主義」、オススメです。
レースの話が多いですけどね


こんなyoutubeを見つけました。「The Legends 岡部幸雄」
https://www.youtube.com/watch?v=aMQajybAjwo
https://www.youtube.com/watch?v=dQXJdtHaaHk


こんなyoutubeまでありました。「世界の岡部が説教」
https://www.youtube.com/watch?v=9cxT9tls4Bc&playnext=1&list=PLB60706796E239394&feature=results_video



     20130121c
     ビワハヤヒデと岡部騎手



ナチュラル・ホースマンシップは一種の流行語です。
そんな言葉を知らなくても、経験からナチュラル・ホースマンシップを身につけられた方々が、
日本にもたくさんおられます。

私はイギリスの乗馬雑誌でナチュラル・ホースマンシップを知りました。
でも、生のホースマンシップを私に教えてくださったのは、
日本人インストラクターの方々や、乗馬経験の長い先輩方、そして馬たちでした。

(次回につづく)



20130121d

「風のシルフィード」 競馬ファンでなくても楽しめます。
主人公とシルフィード号の固い絆に心打たれます。

結局、競馬には興味をもてなかった私ですが、
当時は日常会話に競馬用語が混じっていましたね。
「さぁ試験勉強も上がり3ハロンや」とか、「心臓破りの坂やわ」とか、「惜しい~、鼻差やん」とか。

私の妹は、「バタフライ走法(シャオツァンロン号)」という言葉まで覚えてしまいましたが、
いやいや、それ、競馬用語ちゃうし!

「風のシルフィード」 にも岡部さん、出てきます



Natural Horsemanship No. 4

What I am impressed the most in the book “The Man Who Listens to Horses” is that Mr. Monty Roberts respects horses as individuals having equal rights to the humans’. I think that respect is a start line for any communication.

When I studied foreign languages, I was first taught that we have to respect our own country and the other counties by studying hard their histories, cultures, and languages, and that we have to treat any nations equally without any discrimination from political or economic power. It is just the same as Mr. Roberts' idea. Respect is the basic of
relationship with others, and of course, with horses.

Humans may be intelligent animals. But horses are also wonderful aminals evolved in their way. I want to learn history, habits, communication skills, etc. of horses to be friend with them.

Unfortunately, most of Japanese riders including me don't own horses at home. We don't have enough chances to know much about horses. I recommend such riders to read "Complete Horse Care Manual" by Colin Vogel to compensate for the lack.



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ナチュラル・ホースマンシップ(4)
モンティ・ロバーツ氏と、コミュニケーションの基本



モンティ・ロバーツ氏が素晴らしいのは、馬を「畜生」などと見下していないところ。

人間も馬も、この地球上において平等に尊重されるべき存在だと、そう考えておられます。これこそ、コミュニケーションのスタートラインではないでしょうか。



私はかつて、国際人(死語ですか?)の心得を次のように習いました。

(1) 自国に誇りを持ち、相手国に敬意をはらうこと。
    そのためには、自国と相手国についてよく勉強すること。

(2) 国と国とのあいだに優劣をつけない。
    政治経済力にかかわらず、公平対等に見ること。

そうなんです、ロバーツ氏と同じ考え方なんです。乗馬だって、一種の異文化交流ですものね!



人間は賢い生き物かもしれません。でも、馬もまた、別の方法で素晴らしい進化をとげてきた生き物です。私たちとは違う、歴史や体や習性そしてコミュニケーション法をもっています。

外国の方とおつきあいするとき、私たちはその国の歴史や文化や言語を少し予習しますよね。相手のことを知ろういう姿勢、それが敬意ではないかと思います。馬とおつきあいするなら、なおさら、馬について基本知識はもっておきたい。ホース・ウィスパラーに習って、私も馬を観察してみようと思いました。



    20130116b

そこで、とても参考になったのがコレ↑
「HORSE CARE MANUAL - 馬を飼うための完全ガイド」 Colin Vogel 監修

某サイトでの紹介 ”馬と関わり、馬とより良い関係を築きたい時、馬を実際に飼って共に暮らしたい時、どのような心構えと準備が必要か、また実際に飼っている馬をより快適に管理する為にどうしたらいいか、判りやすく解説されています。写真がたくさん使われていて見ているだけでも楽しいです。”


馬についての総合的な知識が、この一冊にダイジェストに収められています。

むかしの人は自宅で馬を飼っていたので、馬のことをよく知っていました。現代日本人は乗馬クラブに通う人がほとんどです。私たちに足りない知識を、この本は補ってくれます。

とくに、第1章「馬の観察」はとても参考になります。また、第6章「病馬、または負傷馬」も知っておきたい内容です。馬の体調不良の原因はライダーであることが多いですから。

そのうち、馬の基礎知識をまとめてみたいと思います。


第1章 馬の観察
・馬の進化
・馬のタイプ
・毛色と特徴
・外貌
・脚と関節
・歩法と動作
・歯と顎
・馬体の仕組み
・健康な馬
・馬の感覚器
・ボディランゲージ
・馬の休息
・馬の群

Natural Horsemanship No.3

Mr. Monty Roberts is famous as a horse whisperer. The following is one of episodes from his book “The Man Who Listens to Horses”.

A German racing horse, Lomitas, was a very talented one. But he started showing his hesitation to enter a starting stall. One day, people tried to force Lomitas into a starting gate and a few got injured. Lomitas was banned from racing worldwide. So, Mr. Monty Roberts was called. He carefully observed Lomitas and found that he was claustrophobia. Mr. Roberts communicated with Lomitas to gain his trust, using communication skills learned by observing wild horses in Arizona. After 10-day training, Lomitas reappeared in a racecourse obedient like a sheep, and won the first prize.
http://www.montyroberts.com/horses/lomitas/

Mr. Monty Roberts used the same method as that of Alexander the Great: first observing well, and then earning trust. It is the principle of Natural Horsemanship, I think.

In nature, horses follow their boss (without any lead reins, of course), and pass rivers and even cliffs, because they trust their boss and they know the boss is leading them to the safe place. Lomitas entered the starting gate because he trusted Mr. Roberts.



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ナチュラル・ホースマンシップ(3)
モンティ・ロバーツ氏


ホース・ウィスパラーといえばこの方、モンティ・ロバーツ氏です。
アメリカの名調教師です。

過去ブログでもちょくちょくご紹介しました。
http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-entry-4.html
http://sidesaddle.blog136.fc2.com/blog-entry-271.html



    20130115b
    ゲートインを嫌がるロミタス号



モンティ・ロバーツ氏のエピソードを1つ、ご紹介します。
http://www.montyroberts.com/horses/lomitas/

ドイツにロミタス号という競走馬がいました。将来有望な馬だったのですが、あるころからゲートインを嫌がるようになりました。ある日、スタッフらが力づくでロミタスをゲートインさせようとしたところ、大騒動になり怪我人まで発生。ロミタスは競馬出場権を剥奪されました。

そこで、モンティ・ロバーツ氏が呼ばれることになりました。ロバーツ氏はまず、ロミタスをよく観察し、閉所恐怖症であることを突きとめます。そしてロミタスと信頼関係をきずいてから、恐怖症の治癒にとりくみました。

ロバーツ氏はわずか10日間でロミタス号を再調教し、次のレースで優勝させました。ロミタスは羊のようにおとなしくゲートインしたそうです。



    20130115c
    (上) 復帰レースにて、ロバーツ氏に引かれてゲートに向かうロミタス号。
    (下) そして優勝したロミタス号。



ロバーツ氏にもアレキサンダー大王にも共通していることは、

① 馬をよく観察すること
② 馬と信頼関係をきずくこと

これが、ナチュラルホースマンシップの2大原則かと思います。



    20130115d
    ロバーツ氏の著書、「馬と話す男」、ぜひお読みください。
    「馬語」について、かなり具体的に書かれています。



ロバーツ氏は、野生のムスタングを観察して馬とのコミュニケーションを学びました。そのコミュニケーション法を、ロバーツ氏は「馬語」と名づけています。

馬のコミュニケーション法は、主にボディー・ランゲージです。視線、表情、耳、首、肩、足、尾などの動き、立ち位置、相手との間合い、などです。また、馬は嗅覚にすぐれていて、臭いで相手を識別しているそうです。臭いだけで、相手の体調、性格、感情までわかるそうですよ。

まず相手のことを学ぶことが、コミュニケーションの第一歩ですよね。



    20130115e
    ロバーツ氏をモデル(?)にした映画
    「ホース・ウィスパラー(邦題:モンタナの風に抱かれて)」
    主役のホース・ウィスパラーを、ロバート・レッドフォードが演じています。



ムスタングを観察して学んだ「馬語」をつかって、ロバーツ氏は馬と信頼関係を築きます。

信頼関係ができると、引き綱がなくても馬がロバーツ氏の後をついて歩くようになります。そして、馬体のどの部分でも安心して触らせるようになります。

放牧されている馬たちを見ていますと、馬たちはボス馬が移動すればそれに従って移動しています。ボス馬が誘導する場所であれば(それが川や崖であっても)、他の馬たちも安心してついていきます。

ロミタス号はロバーツ氏に引かれて大人しくゲートインしました。それは、そこに信頼関係があったからでしょう。

Natural Horsemanship No. 2

The following episode of Alexander the Great and Bucephalus explains “Natural Horsemanship” very well.

“A horse dealer offered Bucephalus to King Philip II of Macedonia, but no one could tame the horse. But, Philip's son Alexander was given a chance and surprised all by taming it. He spoke soothingly to the horse and turned it towards the sun so that it could no longer see its own shadow, which had been the cause of its distress. Dropping his fluttering cloak as well, Alexander successfully tamed the horse.”
  https://www.youtube.com/watch?v=i1J9UueYLNk

It is often said that a rider has to be a boss of a horse. But, do we understand exactly what a boss of horses is like? Some people use abusive ways to dominate horses, believing that they behave like bosses. I think such a way would result only in a dangerous relationship between a conqueror and a slave, not a peaceful partnership. You know, a slave always wishes to escape from a conqueror, and the conqueror always fears slave rebellions. I know one rider who never listened to his horse and always used abusive spurs to subdue the horse, but one day, the horse carrying the rider crashed hard into a wall to break the rider’s leg bone into pieces.

In nature, a real boss of horses is a leader having a responsibility of protecting the horses from hunger and predators. We have to study about horses more.

When Bucephalus was brought to King, lots of accomplished riders would have tried to mount on the horse by using rather direct ways, probably, trying to dominate it. Alexander as a small boy, however, observed Bucephalus and sensed the horse’s fear. He was kind to the horse and saved it from the fear and suffers. As a result, he won the horse’s trust, and Buchephalus served him as the most trusted partner. It is a “partnership”. It is “natural horsemanship”.

Natural Horsemanship is a recent trend, but Xenophone has already written the same methods in his book in the ancient Greece. My readers, I suppose you also have your Buchephalus in your life. It is not an easy horse for everyone, but you are comfortable on it. If so, you maybe use Natural Horsemanship with the horse. I hope such riders enjoy my articles.



     20130109a
     アレキサンダー大王とブケファラス (紀元前4年、ギリシャ)


ナチュラル・ホースマンシップ(2)
アレキサンダー大王 ~ 馬との主従関係とは

 必見 https://www.youtube.com/watch?v=i1J9UueYLNk



「馬に乗るには、主従関係をはっきりさせなければならない。」とよく聞きます。

きっとそうなのでしょう。でも、そこで大切なのは、「馬にとっての主従関係」を私たちが正しく理解できているかということです。

野生馬は警戒心が強いので研究がむずかしく、その生態は実はまだよく知られていないのだそうです。最近の研究では、群れのボス馬は、雄馬ではなく牝馬だということがわかってきました。そして群れのなかの序列関係は、必ずしも一方的な力関係だけで決まるのではなく、馬社会なりのルールやコミュニケーションがあることもわかってきました。

人間は、馬は人間より下等な動物だと考えているかもしれません。でも、無知なのは私たちの方で、馬は私たちが想像するよりもっと高度な知能を持っていそうな気がします。そばにいると、馬は人間とそう変わらないなと感じることがあります。




     20130109c
     ブケファラスの描かれたコイン(紀元前ギリシャ)
 


「主従関係」について、私たちは誤解しているかもしれません。

強者が弱者を力で抑えつける関係を、「主従関係」とは呼ばないかと。それは、「征服者と奴隷の関係」ではないかと。奴隷は、機会さえあれば征服者から逃れたいと思っているものです。征服者は、奴隷の反乱をいつも恐れているものです。だから、奴隷に足枷をはめて自由を与えないのです。乗馬で言えば、きついハミや拍車や調教道具に頼らないといけなくなるのです。

主従関係とは、運命共同体(群れ)のなかでの上下関係です。ボス馬は、ただ偉そばっているのではありません。飢餓や苦痛や野獣から群れを守るという、重大な責任を負っているのです。だから他の馬たちはボス馬に従うのでしょう。

いくら力が強くても自分達にメリットのない存在は、馬にはボスではなく野獣に見えることでしょう。




     20130109cc
     左がアレキサンダー大王、右がブケファラスを馴致する少年アレキサンダー(紀元前ローマ)



馬を力で抑えつけるだけの乗り方は、私は好きではありません。自分の要求を一方的に馬に押し付けるだけですむなら、馬の気持ちを推し量る習慣がなくなってしまいます。何十年馬に乗っても、乗馬に必要な「感覚」は養われないと思うのです。

昔の話になりますが、虐待的な乗り方をするライダーがおられました。馬がワガママするからと、特殊な拍車で馬を蹴りあげていました。ある日、怒った馬はそのライダーを乗せたまま壁に激突し、ライダーの足を粉砕骨折させました。

間違いなくその馬は、ずっと前からライダーに何らかのメッセージを送っていたはずです。でもそのライダーは、馬の声に耳を傾けようとせず「このワガママを許せば手がつけられなくなる」と恐れ、拍車をどんどんキツイものに買い替えていったのでした。




     20130109e
     ブケファラスを馴致する少年アレキサンダー(19世紀の版画)



前回ご紹介しましたアレキサンダー大王とブケファラスの逸話を思い出してください。大人の男たちでさえもてあました暴れ馬を、小さな少年だけが乗りこなすことができました。

少年アレキサンダーは、まず、馬より優位に立つことよりも、馬をよく観察して馬の気持ちを理解することから始めました。そして、馬をその恐怖と苦痛から救ってやりました。

そのような接し方がブケファラスの信頼をえることになり、結果、主従関係を築くことができました。王になったアレキサンダーは、ここぞという戦いには必ずブケファラスに騎乗したそうです。

ブケファラスはアレキサンダーに命を捧げ、ある戦いで傷を負い亡くなりました。

悲嘆にくれたアレキサンダーは、「私を本当に理解したのはブケファラスだけであった。」と述べています。ブケファラスを理解できたのもアレキサンダーだけでした。相互理解なくしてパートナーシップはあり得ないということでしょうか。

ブケファラスの死から数年後、アレキサンダーも愛馬を追うようにして亡くなりました。




     20130109d
     映画「アレキサンダー」より



このブログをお読みの皆さん、あなたの乗馬人生にも、ブケファラスのような馬がいると思います。他の人は乗りにくいというけれど、自分とはなぜか相性が良い馬。その馬と接するとき、あなたは知らず知らずにナチュラルホースマンシップを用いていると思います。

そんな方々にぜひ、この連載を読んで頂きたい。ご一緒にナチュラルホースマンシップを学んでいきたいなと思っています

Natural Horsemanship No. 1

I learned the term “natural horsemanship” in a British horse magazine. Natural horsemanship has not yet been widely known in Japan. But it was just what I needed in riding on my partner horses. I often had difficulties in understanding the reasons of their behaviours, and I often wondered how to react to their bad behaviours. Natural horsemanship gave me lots of useful advises. I decided to write a series of “natural horsemanship” in my blog to study natural horsemanship more to learn effective communication between human and horse, and also to introduce this useful horsemanship to other riders in Japan.

I will write articles of this series from time to time. Please click the new category “Natural Horsemanship” to see a list of the articles.



   

   


ナチュラル・ホースマンシップ(1)


「ナチュラル・ホースマンシップ」連載第一回目です。

ナチュラル・ホースマンシップは、日本ではまだ浸透していないようですが、ヨーロッパでは大変人気があります。私が「ナチュラル・ホースマンシップ」という言葉を知ったのも、イギリスの乗馬雑誌からでした。

ナチュラル・ホースマンシップ、今風に訳せば「ナチュラル系馬術」?

ウィキペディアでの定義は、

Natural horsemanship, colloquially known as horse whispering, is a collective term for a variety of horse training techniques which have seen rapid growth in popularity since the 1980s. The techniques vary in their precise tenets but generally share principles of developing a rapport with horses, using communication techniques derived from observation of free-roaming horses, and rejecting abusive training methods. (from Wikipedia)

「ナチュラル・ホースマンシップとは、口語ではホース・ウィスパリングとも知られ、1980年代から急速に人気が高まった様々な馬調教技術の総称である。この技術は、それぞれの信条において異なるが、一般には、次のような原則において共通している。ナチュラル・ホースマンシップとは、自由な状態の馬を観察することで得た馬とのコミュニケーション法を用いて馬と信頼関係を築き、虐待的な調教法を排除するものである。」



ナチュラル・ホースマンシップで有名な人は、アメリカのモンティ・ロバーツ氏です。映画「ホース・ウィスパラー(邦題:モンタナの風に抱かれて)」のモデルにもなりました。

Good trainers can hear horses talking to them: great trainers can hear them whisper. (by Monty Roberts)

「良い調教師は、馬が伝えようとすることを理解できる。さらに優れた調教師は、馬のささやき(ウィスパー)さえも聞くことができる。」

馬の気持ちを感じとることができ、馬とコミュニケーションできる人を、ホース・ウィスパラーと呼びます。私たちライダーはみんな、ホース・ウィスパラーだと思いますし、ホース・ウィスパラーであらねばならないと思います。




      20130108y_convert.jpg
      馬術はまず、自由な馬をよく観察することから。



ナチュラル・ホースマンシップを表す有名なエピソードがあります。

アレキサンダー大王と愛馬ブケファラスの話です。

ブケファラスは、どんな名手も乗りこなせない暴れ馬でした。ところが少年アレキサンダーは、ブケファラスが自らの影に怯えているのに気づき、影の見えない方向にブケファラスを立たせて難無く乗りこなしたのでした。少年アレキサンダーは、馬の気持ちを感じることができたのです。ブケファラスがその後、アレキサンダーのかけがえのない愛馬となったのは、言うまでもありません。

このように、馬の性質や心理を理解して乗馬する方法が、ナチュラルホースマンシップなのだそうです。



今でこそヨーロッパで注目を浴びていますが、このようなホースマンシップは、古代ギリシャの馬術書にすでに書かれていました。

今流行りの「ナチュラル・ホースマンシップ」だけにとらわれず、広い視点で、馬とのより良い関係性について勉強したいと思います。

断続的な書き込みになりますが、どうぞお付き合いください。カテゴリー「Natural Horsemanship」をクリックいただければ一覧できます。
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